知的財産の資産計上
ちてきざいさんのしさんけいじょう（知的財産会計）
意味 無形資産の貸借対照表計上
知的財産の資産計上とは？
知的財産の資産計上は、特許権やノウハウなどの知的財産を企業の資産として貸借対照表に記載することです。開発費用や取得費用を資産として認識し、将来の経済的便益が期待できる場合に行われます。
知的財産の資産計上の具体的な使い方
「新しく取得した特許権については、将来の収益性を考慮して知的財産の資産計上を行いましょう。」企業が取得した特許権を無形資産として貸借対照表に計上する判断について述べています。知的財産が企業価値に与える影響を財務諸表に適切に反映させる重要性を示唆しています。
知的財産の資産計上に関するよくある質問
Q.資産計上の条件は？
A.知的財産の資産計上には主に以下の条件が必要です：
1. 将来の経済的便益が期待できること
2. 取得原価が信頼性をもって測定できること
3. 企業が支配していること
4. 識別可能であること
これらの条件を満たす場合、無形資産として貸借対照表に計上できます。
Q.償却方法はどうする？
A.知的財産の償却方法は、主に以下の2つがあります：
1. 定額法：毎期同額を償却
2. 生産高比例法：使用量や収益に応じて償却
償却期間は、法的保護期間や経済的使用可能期間を考慮して決定します。なお、耐用年数を確定できない場合は償却せず、減損テストを定期的に実施します。
Q.自社開発の知財は資産計上可能？
A.自社開発の知的財産の資産計上は、研究段階と開発段階で扱いが異なります。研究段階の支出は発生時に費用処理しますが、開発段階の支出は一定の条件（技術的実現可能性、使用または売却の意図、将来の経済的便益の証明など）を満たせば資産計上が可能です。ただし、立証が困難な場合も多いため、慎重な判断が必要です。
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