BIS規制
ビーアイエスきせい（金融機関会計）
意味 銀行の健全性を守る国際基準
BIS規制とは？
BIS規制は、国際決済銀行（Bank for International Settlements）が定めた、銀行の財務健全性を保つための国際的な基準です。主に自己資本比率規制として知られ、銀行のリスク管理能力を評価し、金融システムの安定性を確保することを目的としています。
BIS規制の具体的な使い方
「新しいBIS規制の導入により、我が行の自己資本比率の見直しが必要になりそうです。」銀行の経営陣が新たな規制への対応について話し合っている場面を表した文です。自己資本比率の再計算や調整が必要になる状況を示しています。
BIS規制に関するよくある質問
Q.BIS規制の主な対象は？
A.BIS規制の主な対象は国際的に活動する銀行です。ただし、多くの国では国内の銀行にもこの規制を適用しており、金融システム全体の安定性を確保するために広く活用されています。
Q.自己資本比率の計算方法は？
A.BIS規制における自己資本比率は、（自己資本）÷（リスク加重資産）×100で計算されます。分子の自己資本は、主に株主資本や準備金などから構成され、分母のリスク加重資産は、保有資産にリスクの度合いに応じた掛け目を乗じて算出されます。
Q.BIS規制の最低基準は？
A.現在のBIS規制（バーゼルIII）では、最低自己資本比率は8%とされています。ただし、この内訳として普通株式等Tier1比率4.5%、Tier1比率6%、総自己資本比率8%という段階的な基準が設けられており、さらに資本保全バッファーなどの追加要件も存在します。
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