損益
そんえき(勘定科目)
意味 企業活動による利益や損失
損益とは?
損益は、企業の経営活動によって生じる利益や損失のことを指します。収益から費用を差し引いた結果が利益(プラスの損益)となり、逆に費用が収益を上回れば損失(マイナスの損益)となります。損益計算書で報告され、企業の経営成績を示す重要な指標です。
損益の具体的な使い方
「今月の損益状況を見ると、予想以上に良好だね。この調子で年間目標も達成できそうだ。」
企業の月次の経営成績が好調であることを示している文です。損益の状況から今後の業績見通しを立てており、経営管理における損益情報の重要性を表しています。
損益に関するよくある質問
Q.営業損益と経常損益の違いは?
A.営業損益は企業の主要な事業活動から生じる損益を表し、売上高から売上原価と販管費を引いた額です。一方、経常損益は営業損益に営業外収益と営業外費用を加減した額で、企業の通常の経営活動全体の成果を示します。経常損益には受取利息や支払利息などの財務活動の結果も含まれます。
Q.損益分岐点とは何ですか?
A.損益分岐点は、総収益と総費用が等しくなる点、つまり利益も損失も生じない売上高や生産量を指します。これを知ることで、企業が利益を出すために必要な最小限の売上高や生産量を把握できます。固定費÷(1-変動費率)の式で計算され、経営管理上重要な指標となります。
Q.税引前当期純損益の意味は?
A.税引前当期純損益は、一会計期間の全ての企業活動による最終的な損益のうち、法人税等を差し引く前の金額を指します。経常損益に特別利益を加え、特別損失を差し引いた額になります。この数値から法人税等を差し引くと、当期純損益(最終的な利益または損失)が算出されます。
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