総資産利益率
そうしさんりえきりつ(財務比率分析)
意味 企業の資産活用効率を示す指標
総資産利益率とは?
総資産利益率(ROA)は、企業が保有する総資産をどれだけ効率的に利益に結びつけているかを示す財務指標です。この比率が高いほど、資産を効率的に活用して利益を生み出していることを意味します。
総資産利益率の具体的な使い方
「今期の総資産利益率は5%で、昨年より1ポイント上昇しました。資産の効率的な活用が進んでいますね。」
企業の総資産利益率の改善を評価している状況を表した文です。資産の活用効率が向上し、収益性が改善されたことを示しています。
総資産利益率に関するよくある質問
Q.総資産利益率の計算方法は?
A.総資産利益率(ROA)は、通常、当期純利益を総資産で割って計算します。例えば、当期純利益が1,000万円で総資産が2億円の場合、ROAは5%(1,000万円 ÷ 2億円 × 100)となります。
Q.総資産利益率の適正な水準は?
A.総資産利益率の適正水準は業界や企業規模によって異なりますが、一般的に5%以上が望ましいとされています。ただし、より高い数値(例:10%以上)を目標とする企業も多くあります。業界平均や競合他社との比較が重要です。
Q.総資産利益率と自己資本利益率の違いは?
A.総資産利益率(ROA)は総資産に対する利益率を、自己資本利益率(ROE)は自己資本に対する利益率を示します。ROAは企業全体の効率性を、ROEは株主資本の効率性を評価する指標です。ROEはROAよりも通常高くなりますが、過度に高いROEは財務リスクの増大を示唆する可能性があります。
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