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基礎会計 - 勘定科目

繰越利益剰余金

くりこしりえきじょうよきん(勘定科目

意味 次期に持ち越す利益金


繰越利益剰余金とは?

繰越利益剰余金は、企業が過去の事業活動で得た利益のうち、配当や内部留保に充てられずに次期以降に繰り越される金額のことです。この金額は、株主資本の一部として貸借対照表に計上されます。

繰越利益剰余金の具体的な使い方

「今期の繰越利益剰余金は増加しているね。来期の投資に回せそうだ。」

企業の財務状況が良好で、次期に持ち越せる利益が増えている状況を表した文です。この増加した利益を将来の事業拡大や投資に活用できる可能性を示唆しています。

繰越利益剰余金に関するよくある質問

Q.繰越利益剰余金はどう使われる?
A.繰越利益剰余金は主に以下の用途に使われます: 1. 将来の投資や事業拡大の資金 2. 配当金の支払い 3. 不測の事態に備えた内部留保 4. 次期以降の損失補填 企業の戦略や財務状況に応じて、これらの用途に適切に配分されます。
Q.繰越利益剰余金がマイナスの場合は?
A.繰越利益剰余金がマイナスになる場合、これは累積損失を意味します。この状況は企業の財務健全性に疑問を投げかける可能性があり、以下の対応が必要となることがあります: 1. 事業再構築 2. コスト削減 3. 新規資金調達 4. 場合によっては減資 マイナスの解消には、将来の利益計上や株主からの追加出資などが必要です。
Q.利益剰余金と繰越利益剰余金の違いは?
A.利益剰余金は企業が獲得した利益の累計で、法定準備金や任意積立金を含む広い概念です。一方、繰越利益剰余金は利益剰余金の一部で、特に次期以降に繰り越される未処分の利益を指します。つまり、繰越利益剰余金は利益剰余金の中でも、まだ特定の用途に割り当てられていない部分を表しています。

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