資本準備金
しほんじゅんびきん(勘定科目)
意味 株式発行で得た追加資金
資本準備金とは?
資本準備金は、株式の発行価額のうち資本金に組み入れられない部分や、合併・分割による剰余金などを計上する勘定科目です。これは会社の財務基盤を強化し、債権者を保護する役割を果たします。
資本準備金の具体的な使い方
「新株発行で調達した資金の一部を資本準備金として計上しましたよ。」
企業が新たに株式を発行して資金を調達した際の会計処理を説明しています。調達資金の一部を資本準備金として計上することで、会社の財務基盤が強化されたことを示しています。
資本準備金に関するよくある質問
Q.資本準備金は取り崩せますか?
A.資本準備金は一定の条件下で取り崩すことができます。主に以下の場合に取り崩しが認められます:
1. 欠損金の補填
2. 資本金への組み入れ
3. その他の資本剰余金への振り替え
ただし、取り崩しには株主総会の特別決議が必要で、債権者保護手続きも必要となる場合があります。
Q.資本準備金と利益準備金の違いは?
A.資本準備金と利益準備金は、両方とも法定準備金ですが、その源泉が異なります:
・資本準備金:主に株式発行時のプレミアム(額面超過額)や合併差益など、資本取引から生じます。
・利益準備金:利益の中から積み立てられるもので、配当の際に一定額を積み立てることが義務付けられています。
資本準備金は株主からの払込金の一部、利益準備金は企業活動で得た利益の一部という違いがあります。
Q.資本準備金の積立は義務ですか?
A.資本準備金の積立は、特定の取引が発生した場合に法律で義務付けられています。例えば:
1. 株式発行時のプレミアム
2. 合併差益
3. 株式交換差益
4. 会社分割による差益
これらの取引が発生した場合、その金額を資本準備金として計上することが会社法で定められています。ただし、通常の営業活動からの利益を資本準備金に積み立てる義務はありません。
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