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国際会計 - 為替会計

機能通貨

きのうつうか(為替会計

意味 企業が主に事業を行う通貨


機能通貨とは?

機能通貨とは、企業が主に事業活動を行う経済環境で使用される通貨のことです。これは必ずしも企業の所在地の通貨ではなく、その企業の主要な取引や資金管理に用いられる通貨を指します。

機能通貨の具体的な使い方

「我が社の米国子会社は、主に米ドルで取引を行っているため、機能通貨は米ドルになります。」

海外子会社の事業活動における主要通貨を説明している文です。この場合、米国子会社の財務諸表は米ドルで作成され、親会社の表示通貨に換算する際に機能通貨が考慮されます。

機能通貨に関するよくある質問

Q.機能通貨は常に現地通貨ですか?
A.いいえ、必ずしも現地通貨とは限りません。機能通貨は、企業が主に事業活動を行う経済環境で使用される通貨であり、取引や資金管理に最も適した通貨を指します。例えば、日本に拠点を置く企業でも、主な取引が米ドルで行われている場合、機能通貨は米ドルになる可能性があります。
Q.機能通貨の決定要因は?
A.機能通貨の決定には以下の要因が考慮されます: 1. 主要な売上・仕入の通貨 2. 資金調達の主要通貨 3. 営業活動によるキャッシュ・フローの通貨 4. 親会社や関連会社との取引通貨 5. 事業を行う国の経済環境 これらの要因を総合的に判断して、最も適切な機能通貨を決定します。
Q.機能通貨が変更される場合は?
A.機能通貨の変更は、企業の事業環境や取引構造に重大な変化がある場合にのみ行われます。変更する場合は、将来に向かって適用され、過去の取引や残高は新しい機能通貨に再換算されます。このような変更は稀であり、慎重に検討される必要があります。

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