貸倒引当金
たいだれひきあてきん(金融機関会計)
意味 回収不能な債権に備える準備金
貸倒引当金とは?
貸倒引当金は、将来的に回収できない可能性のある債権に備えて、あらかじめ計上しておく会計上の準備金です。これにより、実際に貸し倒れが発生した際の損失に備えることができます。
貸倒引当金の具体的な使い方
「今期は経済状況が悪化しているので、貸倒引当金を増額する必要がありそうだね。」
景気悪化による債権回収リスクの増大を踏まえた対応を検討する状況を表した文です。将来の損失に備えて引当金を増やすことを示唆しています。
貸倒引当金に関するよくある質問
Q.貸倒引当金の計上方法は?
A.貸倒引当金の計上方法には、一般貸倒引当金と個別貸倒引当金があります。一般貸倒引当金は過去の貸倒実績率などに基づいて計算し、個別貸倒引当金は特定の債権の回収可能性を個別に評価して計上します。
Q.引当金と実際の損失の差は?
A.貸倒引当金は見積もりに基づく準備金であるため、実際の貸倒損失との間に差が生じることがあります。実際の損失が引当金を上回った場合は追加の損失計上が必要となり、下回った場合は引当金の戻入れが行われます。
Q.税務上の取り扱いは?
A.税務上、貸倒引当金の損金算入には制限があります。法人税法上の繰入限度額が定められており、これを超える部分は税務上損金として認められません。そのため、会計上の引当金と税務上の引当金に差異が生じることがあります。
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