無形固定資産
むけいこていしさん(資産会計)
意味 物理的実体のない長期資産
無形固定資産とは?
無形固定資産は、物理的な形がない長期的な資産のことです。特許権、商標権、ソフトウェア、のれんなどが含まれます。これらは企業の価値を高める重要な要素であり、通常は1年以上にわたって事業に貢献します。貸借対照表の資産の部に計上され、多くの場合、償却の対象となります。
無形固定資産の具体的な使い方
「新しいブランドを買収したので、今期の無形固定資産にのれんが計上されているね。」
企業がブランドを買収したことによる無形固定資産の増加を指摘している状況を表した文です。のれんの計上が、企業価値の向上につながる可能性を示唆しています。
無形固定資産に関するよくある質問
Q.のれんとは具体的に何ですか?
A.のれんは、企業買収時に支払った対価が、被買収企業の識別可能な純資産の公正価値を超える部分を指します。これは、ブランド力や顧客関係、シナジー効果など、個別に識別できない価値の総体を表します。通常、一定期間にわたって償却されますが、減損テストの対象にもなります。
Q.ソフトウェアの会計処理は?
A.ソフトウェアは、その使用目的によって会計処理が異なります。自社利用のソフトウェアは無形固定資産として計上され、一定期間で償却されます。一方、販売目的のソフトウェアは、研究開発費として費用処理される場合もあります。クラウドサービスの利用料などは、通常、費用として処理されます。
Q.特許権や商標権の評価方法は?
A.特許権や商標権は、通常、取得原価で計上されます。自社開発の場合、登録費用などの直接的な支出が資産計上されます。買収で取得した場合は、公正価値で評価されることがあります。これらの権利は、法的保護期間や経済的耐用年数に基づいて償却されますが、永続的な価値を持つと判断される場合は非償却となることもあります。
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