営業外収益・費用
エイギョウガイシュウエキ・ヒヨウ(収益・費用会計)
意味 本業以外の損益
営業外収益・費用とは?
営業外収益・費用は、企業の主たる営業活動以外から生じる収益と費用を指します。営業外収益には受取利息や受取配当金など、営業外費用には支払利息や為替差損などが含まれます。これらは本業の業績とは区別して扱われます。
営業外収益・費用の具体的な使い方
「今期は為替の影響で、営業外費用が例年より増加しています。」
企業の財務状況において、本業以外の要因が利益に影響を与えた状況を表した文です。為替変動という外部要因により、営業外の費用が増加したことを示しています。
営業外収益・費用に関するよくある質問
Q.営業利益との関係は?
A.営業利益は本業での収益から費用を引いた利益ですが、営業外収益・費用はその後に加減されます。つまり、営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を引いたものが経常利益となります。営業外項目は本業の業績を直接反映しないため、別途計上されます。
Q.主な営業外収益・費用の例は?
A.主な営業外収益の例:
・受取利息・配当金
・為替差益
・賃貸収入
・有価証券売却益
主な営業外費用の例:
・支払利息
・為替差損
・貸倒引当金繰入額
・持分法による投資損失
Q.営業外収益・費用の管理は重要?
A.はい、重要です。理由は以下の通りです:
1. 全体的な収益性の把握:本業以外の損益も含めた総合的な収益性を示す
2. 財務戦略の評価:資金運用や借入の効果を反映
3. リスク管理:為替変動などの外部要因の影響を把握
4. 投資判断:投資家が企業の総合的な収益力を評価する際の指標となる
適切な管理により、企業の財務体質改善や経営戦略の立案に役立ちます。
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