為替差損益
かわせさそんえき（収益・費用会計）
意味 外貨取引で生じる損益
為替差損益とは？
為替差損益は、外貨建ての取引や資産・負債の評価において、為替レートの変動により生じる損失や利益のことです。円高になれば外貨建ての資産は為替差損が、円安になれば為替差益が発生します。企業の国際取引における重要な会計項目です。
為替差損益の具体的な使い方
「今四半期は円安が進んだため、為替差益が発生し、利益を押し上げる要因となりました。」企業の業績報告の場面を想定しています。為替レートの変動が企業の収益に与えた影響を説明し、円安による為替差益が利益増加に貢献したことを述べています。
為替差損益に関するよくある質問
Q.為替差損益はいつ計上しますか？
A.為替差損益は、外貨建取引の決済時や、期末における外貨建資産・負債の換算時に計上します。決済時には実際の為替レートと取引時の為替レートの差額を、期末換算時には期末レートと取得時または前期末レートとの差額を為替差損益として認識します。
Q.為替差損益は営業外損益ですか？
A.通常、為替差損益は営業外損益として計上されます。ただし、為替予約等のデリバティブ取引による為替差損益や、外貨建売上・仕入に直接関連する為替差損益は、売上高や売上原価に含めて計上することもあります。
Q.為替差損益の税務上の取り扱いは？
A.一般的に、為替差損益は税務上も発生主義に基づいて認識され、益金または損金として取り扱われます。ただし、期末の未実現為替差損益の取り扱いには注意が必要で、税務上は原則として課税対象とならない場合があります。
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