純資産
じゅんしさん(勘定科目)
意味 資産から負債を引いた額
純資産とは?
純資産は、企業の総資産から総負債を差し引いた残りの金額を指します。これは企業の真の価値や自己資本を表し、株主資本や利益剰余金などが含まれます。純資産は企業の財務健全性を示す重要な指標の一つです。
純資産の具体的な使い方
「今期は売上が好調だったので、純資産が増加しているはずだよ。財務諸表で確認してみよう。」
企業の業績向上が財務状況に与える影響を示唆している文です。純資産の増加が企業価値の向上につながることを説明し、財務諸表での確認の重要性を強調しています。
純資産に関するよくある質問
Q.純資産がマイナスになるのは?
A.純資産がマイナスになる状況は「債務超過」と呼ばれ、企業の負債が資産を上回っている状態を指します。これは企業の財務健全性に深刻な問題があることを示し、継続企業の前提に疑義が生じる可能性があります。原因としては、累積損失の増大や資産価値の急激な低下などが考えられます。
Q.純資産と自己資本の違いは?
A.純資産は会計上の概念で、資産から負債を引いた額全体を指します。一方、自己資本は財務分析で使用される概念で、純資産のうち株主に帰属する部分(主に株主資本)を指します。純資産には少数株主持分なども含まれるため、通常、自己資本は純資産よりも小さくなります。
Q.純資産を増やすにはどうする?
A.1. 利益を上げて利益剰余金を増加させる
2. 増資を行い資本金を増やす
3. 自社株買いを控えて資本を維持する
4. 資産の再評価益を計上する(可能な場合)
5. 負債を返済して純資産比率を高める
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