少数株主持分
しょうすうかぶぬしもちぶん(連結会計)
意味 子会社の非支配株主の権利
少数株主持分とは?
少数株主持分は、親会社が完全所有していない子会社の、親会社以外の株主が保有する持分のことです。連結財務諸表上で、子会社の純資産のうち親会社に帰属しない部分として表示されます。
少数株主持分の具体的な使い方
「この子会社の少数株主持分は20%だから、連結決算書にその分を反映させる必要があるね。」
親会社が完全所有していない子会社の状況を説明しています。連結財務諸表作成時に、親会社以外の株主の権利を考慮する必要性を指摘しています。
少数株主持分に関するよくある質問
Q.少数株主持分の表示方法は?
A.少数株主持分の表示方法は、会計基準によって異なります。日本基準では負債の部と純資産の部の中間に表示されますが、国際会計基準(IFRS)や米国会計基準(US GAAP)では純資産の部に含めて表示されます。近年、「非支配株主持分」という名称も使用されています。
Q.少数株主持分の計算方法は?
A.少数株主持分の計算方法は以下の通りです:
1. 子会社の純資産額を算出
2. 親会社の所有割合を確認
3. 子会社の純資産額に、親会社以外の株主の所有割合を乗じる
例:子会社の純資産が1000万円で、親会社の所有割合が80%の場合、少数株主持分は1000万円 × 20% = 200万円となります。
Q.連結財務諸表での重要性は?
A.少数株主持分は連結財務諸表において重要な役割を果たします:
1. グループ全体の真の財政状態を示す
2. 親会社株主と少数株主の権利を明確に区分
3. 企業グループの支配・被支配関係を反映
4. M&A活動や子会社の業績が企業グループに与える影響を正確に表現
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