工事進捗度
こうじしんちょくど(建設業会計)
意味 建設工事の完成度合い
工事進捗度とは?
工事進捗度は、建設プロジェクトの全体計画に対する現在の進捗状況を示す指標です。通常、発生した工事原価を工事原価総額で割って算出されます。この進捗度は、工事進行基準による収益認識において重要な役割を果たし、工事の進行に応じて段階的に収益を計上するために使用されます。
工事進捗度の具体的な使い方
「第2四半期末時点での橋梁工事の進捗度は60%です。予定通り進んでいますね。」
建設現場の責任者が工事の進捗状況を報告している場面を表した文です。工事が計画に沿って順調に進んでいることを示しています。
工事進捗度に関するよくある質問
Q.工事進捗度の計算方法は?
A.一般的な計算方法は、発生した工事原価を工事原価総額で割ることです。例えば、工事原価総額が1000万円で、現在までに600万円の原価が発生している場合、進捗度は60%(600万円÷1000万円)となります。
Q.進捗度が100%を超えることはある?
A.通常、進捗度が100%を超えることはありません。しかし、工事原価総額の見積もりが不正確であった場合や、予期せぬ追加工事が発生した場合には、計算上100%を超える可能性があります。この場合、工事原価総額の見直しが必要です。
Q.進捗度と工事進行基準の関係は?
A.工事進行基準では、進捗度に応じて収益を認識します。例えば、進捗度が60%の時点で、契約総額の60%を収益として計上します。これにより、工事の進行に伴って段階的に収益を認識することができ、期間損益をより適切に表示できます。
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