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財務会計 - 負債・純資産会計

その他の包括利益累計額

ソノタノホウカツリエキルイケイガク(負債・純資産会計

意味 未実現損益の累積額


その他の包括利益累計額とは?

その他の包括利益累計額は、企業の財政状態計算書(貸借対照表)の純資産の部に計上される項目で、有価証券の評価差額や為替換算調整勘定など、未実現の損益の累積額を表します。これらは当期の損益計算書には含まれませんが、将来的に損益に影響を与える可能性があります。

その他の包括利益累計額の具体的な使い方

「為替レートの変動で、その他の包括利益累計額が大きく増加しているよ。」

為替レートの変動が財務諸表に与える影響を指摘しています。この変動が直接損益には反映されないものの、純資産の一部として計上され、企業価値に影響を与えることを示しています。

その他の包括利益累計額に関するよくある質問

Q.包括利益と当期純利益の違いは?
A.当期純利益は通常の営業活動から生じる利益を表すのに対し、包括利益はそれに加えて、その他の包括利益(有価証券の評価差額や為替換算調整勘定など)を含む、より広範な利益概念です。包括利益は企業の経済的実態をより全面的に反映します。
Q.その他の包括利益はいつ実現するの?
A.その他の包括利益は、関連する資産の売却や負債の決済時に実現します。例えば、その他有価証券の評価差額は、当該有価証券を売却した時点で実現し、損益計算書に反映されます。為替換算調整勘定は、外国子会社を売却した時などに実現します。
Q.なぜその他の包括利益を区分するの?
A.その他の包括利益を区分する理由は、未実現の損益を当期の業績評価から分離し、投資家に対してより詳細な財務情報を提供するためです。これにより、企業の短期的な業績と長期的な価値変動を区別して把握することができます。

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