資産負債アプローチ
しさんふさいアプローチ(IFRS(国際財務報告基準))
意味 資産・負債重視の会計手法
資産負債アプローチとは?
資産負債アプローチは、企業の財政状態を表す際に、収益や費用よりも資産と負債を重視する会計手法です。このアプローチでは、純資産の変動が利益とみなされます。IFRSではこの考え方が採用されています。
資産負債アプローチの具体的な使い方
「資産負債アプローチに基づくと、この取引は負債の増加として認識すべきだね。」
特定の会計処理方法の適用を提案する状況を表しています。企業の経済的実態をより正確に反映するため、取引を負債の変動として捉えることを示唆しています。
資産負債アプローチに関するよくある質問
Q.収益費用アプローチとの違いは?
A.収益費用アプローチが期間の収益と費用の対応を重視するのに対し、資産負債アプローチは貸借対照表の資産と負債の変動に焦点を当てます。資産負債アプローチでは、純資産の変動が利益とみなされ、より経済的実態を反映しやすいとされています。
Q.IFRSでなぜこの方法が採用された?
A.IFRSが資産負債アプローチを採用した主な理由は、企業の財政状態をより正確に表現できるためです。このアプローチは、経済的実質を重視し、資産・負債の定義に基づいて会計処理を行うことで、財務情報の透明性と比較可能性を高めることができます。
Q.日本の会計基準との違いは?
A.日本の会計基準は伝統的に収益費用アプローチを基礎としていましたが、近年はIFRSとのコンバージェンスにより、資産負債アプローチの要素も取り入れられつつあります。ただし、完全な移行ではなく、両アプローチの折衷的な適用が行われている部分もあります。
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