統一的な基準
とういつてきなきじゅん(公会計)
意味 地方公共団体の会計基準
統一的な基準とは?
統一的な基準は、地方公共団体の財務書類作成において全国的に統一された会計基準のことです。この基準により、自治体間の財務状況の比較が容易になり、透明性が向上します。
統一的な基準の具体的な使い方
「我が市では統一的な基準に基づいて財務書類を作成しているよ。」
地方自治体が財務情報を作成する際の規則について言及しています。全国共通の基準を採用することで、他の自治体との比較が可能になることを示唆しています。
統一的な基準に関するよくある質問
Q.統一的な基準導入の目的は?
A.統一的な基準導入の主な目的は以下の通りです:
1. 自治体間の財務情報の比較可能性の向上
2. 財務情報の透明性と信頼性の確保
3. 資産・負債管理の適正化
4. 財務書類の作成・活用による自治体の財政マネジメントの強化
これにより、住民や議会による財政状況の理解が促進され、より効率的な行政運営が期待できます。
Q.統一的な基準の主な特徴は?
A.統一的な基準の主な特徴は以下の通りです:
1. 発生主義・複式簿記の導入
2. 固定資産台帳の整備
3. 4つの財務書類(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の作成
4. セグメント分析の実施
5. 注記の充実
これらの特徴により、より詳細かつ正確な財務情報の把握が可能となります。
Q.統一的な基準への移行期間は?
A.総務省は2015年1月に統一的な基準による地方公会計マニュアルを示し、2017年度までに全ての地方公共団体で統一的な基準による財務書類を作成するよう要請しました。多くの自治体がこの期間内に移行を完了しましたが、一部の自治体では準備に時間を要し、移行が遅れたケースもありました。現在はほぼ全ての自治体で統一的な基準が採用されています。
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